fxは外国の通貨を売買して利益を狙う投資の一つです。利益が出たら必ず税金のことを考えなければなりません。この記事では、初心者でもわかるようにfxの税金の仕組みと確定申告のポイント、そして節税のコツを解説します。

fxで得た利益は「先物取引に係る雑所得」として、所得税15%、住民税5%の合計20%の税率がかかります。この税率は利益の大小にかかわらず一定で、申告分離課税と呼ばれています。また、2013年から2037年までは復興特別所得税も含めて約20.315%です。
1年間のfx利益が20万円を超えた場合は、翌年2月16日から3月15日までに確定申告をする必要があります。確定申告は「国税庁の確定申告書等作成コーナー」やe-taxを使えば、自宅のパソコンやスマホから簡単に行えます。給与所得者でも副業としてfxをしている人は忘れずに申告しましょう。
もし年間で損失が出ても「損失の繰越控除」が使えます。これは最大3年間、損失を翌年以降の利益と相殺できる仕組みです。節税効果があるため、損失のあった年も必ず確定申告をしましょう。

fxの取引に使った費用は経費として税金計算に含めることが可能です。たとえば、
・パソコンやスマホの購入費
・インターネットやスマホ通信費
・取引手数料
・fx関連の書籍やセミナー代
などが、そうです。
ただし、プライベートと兼用の場合は、fxに使った割合に応じて経費計上します。たとえば通信費が月5000円でも、fxに使う割合が10%なら500円のみ経費にできます。サラリーマンの小遣い稼ぎレベルのfxでも、この按分ルールに従って証拠を残せば経費申告は認められます。
・経費の領収書や明細は必ず保管する
・損失が出た年も確定申告を忘れずする
・fx取引履歴を月単位で管理する
・税理士など専門家に相談するのも有効

fxは利益が出ると20%以上の税金がかかりますが、正しく確定申告を行い経費や損失控除を活用すれば節税も可能です。税金の知識をしっかり身につけて、安全にfx投資を楽しみましょう。
(※この記事は参考情報であり、詳細は税務署や専門家へご相談ください。)